賃貸アパート等を建設して不動産賃貸経営をやろうと考える場合に重要になるのは、その立地条件と、建物そのものの質です。立地条件については言うまでもなく、人口の多さや人口構成、昼間人口などによって入居者確保の確率が変わりますし、駅から何分の土地なのかによっても家賃相場が変動します。価格とのバランスを取りながらいい土地を確保するのが最も重要なポイントです。また、建物の質も重要です。

一昔前であれば、立地条件が良ければ建物はそこそこでも入居者の確保は苦労しませんという時代がありましたが、年々賃貸物件の競争は激しくなっており、建物そのものも魅力がなければ競争に勝てないという時代になっています。人が安心して暮らす要素はいろいろありますが、建築基準法などと絡む項目は、採光や音響や換気、さらに耐震や防火や避難という要素があります。特に、災害に対して強い住居というのは近年人気があるため、そういったコンセプトを持って建物を建築することも競争に勝つ為の一つの方策です。当然投資額が増えますが、他の競合物件と明確に差別化できれば、結果的に入居者確保の面と家賃の面で十分回収が期待できます。

また、建築基準がらみでなくても、防犯のレベルを非常に高くして女性の一人暮らしでも安心という付加価値をつけたり、ペットOKにしたり、住人が気軽に使える共同スペースが充実していて人間関係が作りやすいなどの付加価値を考えてみるのもいいでしょう。いずれにしろ何等かの工夫をして差別化することが大事です。

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